木彫人日記

木彫作家人見元基のブログ。 作品紹介・制作記・ラーメン屋探訪・旅日記等々、写真いっぱいで公開。


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評判良くてワロタwww

ありがたいことですよ・・・・


活躍してるとは言いがたいぐらいの活動周期なので結果がなかなか見えてこなかった。

でも今回早くもたくさんの人の目に留まったことと程よく人の意見が聞けてきたことで実感が出てきた。

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初日の様子。


もちろん絶賛の声もあれば当然駄目だしの声もあるわけで、

だからこそ真剣に話を聞かなければならない。

作品を良くしていくためには自分の中だけで完結してはならないと思う。

人の感想はそれぞれ違うものだから、自分が伝えたいことが伝わってるのかそうでないのかが重要。

たくさん聞いて自分の物差しを作り直していくのが作家のすべきことではないのか。





では個展も折り返しに入ったのでどんどん紹介していきましょう。

今回のコンセプトは二つのテーマを織り交ぜた内容にした。




少女性。
それは無邪気でかわいらしくまた残酷でもある、幼い子供が持っている感覚。
特に少女が抱くファンタジーは、甘美で幻想的なのにどこか近寄りがたいような冷たさを感じる。
夢想した世界と現実を苦も無く重ね合わせるその感性が、ある種の毒の如く僕を酔わせている。

予兆。
3.11後の世界で出会った言葉。
何かが起こる前に現れるもの、それが存在するものなのか
すらもわからないけど、変化を感じることで人は未来を知り、行動することが出来る。
人が失いつつある感覚、そしてストーリーを動かすきっかけになり得るもの。



このふたつのキーワードを物語りにして、ひとつの「部屋」に閉じ込めてみました。
人は外の世界で見聞きし体験し、隔絶された扉の内側で思考を巡らせるもの。
空想を広げて物語を紡ぎ始めるのは、いつだって一人きりの部屋からだと思うのです。

手にとった一冊の絵本のように、物語を読み解くように見ていただければ幸いです。






こういう文章にしたんだけど噛み砕いていくと、まず「小女性」。


子供の持っている感覚はとても面白くて、作品を作る上でいつも外さないようにしているんだけど、

特に幼い少女が持っている世界観(?)、目の前の事柄をやんわりと自分の空気で包んでしまうような、

それでいて全ての事柄を拒絶するように完結してしまえる感覚がとても気になった。

僕は男だし、男の子がそうでないとは言い切れないところだけど、間違いなく自分にはないものを

彼女たちは持っていると思った。

大人になっても必ずそれは心のどこかで生きていて、ふとした瞬間それが見え隠れするような気がする。


とてつもなく魅力的で、逆に不気味にも感じる。

ひとつそんなものを題材に空想物語を広げてみるのも面白いかもというのが、発想の原点だった。


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腐敗少女」

そんなこんなで作り始めたのが、物語の主役になる女の子だった。

空想を部屋いっぱいに広げて、それが具現化したような空間を作り出したかった。


_MG_7004_convert_20120409114229.jpg

背面。なんか持ってます。

_MG_6998_convert_20120409112741.jpg

下部。ゾウさんです。


イメージとしては、空想にふけり過ぎてキノコが生えてきたりぬいぐるみと一体化してしまったりするような。

ゾウさんの目には時計をはめ込んでいて、針が逆に回るようにしました。

時間を戻したいという単純な欲望と、針が逆転することで別の時間軸が始まるというような意味を込めてます。


この子を中心にいろんなぬいぐるみやらを並べて飾り付けた不思議世界を考えていました。


去年の震災までは。



 
当然震災当時はとても作品のことは考えられなくなり、もともと去年9月に予定されていたこの個展も

中止になってしまったのでファイト喪失。

急に今まで考えてきたプランが薄っぺらく感じて作る気力がなくなってしまっていた。

なにか新しいものを見つけてこないと進めない感じがした。


それで去年の半分は自分の作品からいったん離れ、根付とムーミンの世界に入った。

どちらの仕事も自分の技術を生かせるし、何より今まで見たことなかった世界観に文字通り触れることができた。

この体験でとても新鮮な風が心に吹き、改めて個展の準備を始める気力が湧いた。


そしてちょうど震災から一年経つこの機会に、

あの経験から感じたものを取り入れるべきだと思った僕は「予兆」という言葉にヒントを得た。


_MG_4995_convert_20120409113143.jpg
「予兆」


何かが起こる前触れのようなものがこの世界には少なからずあると思う。

地震雲だったり動物の異常行動だったり、それらを信じる人信じない人さまざまだ。

でも人はそれが自分の前に訪れることで、どう行動するかを決める。


なにかのきっかけになり得る存在なのだ、物語を動かすのに大事な役割になるのでは?




この「少女性」「予兆」の二つをひとつの「部屋」で展開させるというのを最終的なコンセプトにした。

どれがコンセプトだよと思われるかもしれないけど、要は部屋という一人だけの空間で

空想にふける少女、その元になにかの前触れとなるものが訪れる、という物語にした。


「少女性」をテーマにした作品が5点、「予兆」をテーマにした作品が3点。(若干1名はテーマ外)

会場では明確に区別してはいないけど、どれがどちらか想像しながら見てもらっても楽しめると思う。




なかなか更新が進みませんが展示も後半に差し掛かっています。

作品紹介の方次回からばんばんやっていきます。

まだご覧になっていない方、是非足をお運び下さい。

会場にてお待ちしております。              いる日は。



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