木彫人日記

木彫作家人見元基のブログ。 作品紹介・制作記・ラーメン屋探訪・旅日記等々、写真いっぱいで公開。


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アンコールの夜明け #3

地井さんが逝ってしまった・・・

ちい散歩大好きだったなあ・・・・思えば大学にいた頃から見てたから5年くらい見てたのか、
いまどきにない心から癒される番組だった。近所にも来てたみたいだし。

けっこう影響受けやすい僕は、あの番組のおかげで何でもないような街角を歩くのが楽しめるようになった。
隠された面白味、当たり前の中にある風情みたいなものを見つける天才だったと思う。

当ブログのヒト散歩のコーナーもそんな地井さんに触発されて続けてきたもの。
誠実な人柄と、物事の本質と楽しみを見つけ出すその生き方に心から敬意と感謝を。
どうか安らかに。

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すっげえ間が空いてしまいましたが、カンボジアの続きです。

地元帰ったり仕事が溜まったりで超不規則生活に陥ってこのざまです、すんません・・・



アンコールワットの後にプレループ遺跡で夕日を観賞、のはずだったがめっちゃどんよりした天気に
なってしまい早々に撤収。腹が減ったのでレストランに行ってもらった。

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かなり大きなレストランでバイキング形式だった。
たぶん外国人向けに味付けされてるのだろうがどれも美味しかった。特にフォー・ガ(ベトナムラーメン)
みたいのがあっさりしてるけど出汁が絶妙で好きだった。

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店の奥は舞台になっていて、「アプサラダンス」のショーが見れた。
カンボジアの伝統的な踊りで、おそらくショー向けにアレンジされてると思われる。

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東洋美人という感じのヒロインさんです。衣装が綺麗でいい感じだと思った。
やっぱり全身を艶かしく動かして女性美を強調するというか、でも決して暑苦しすぎない所で保っている。
女性らしい所作みたいなものが伝統として残っていくのは万国共通だなぁ、と色気の無い人生を生きるヒトミは思った。


一日目であらゆるものを堪能した僕はホテルに帰り、早朝に備えてベッドに潜り込んだ。





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5月12日。
お早うございます。 早朝4時です。
アンコールワット前からお送りします。

ともかく眠いが朝日を拝むためにがんばって早起き。
カンボジアの朝はしっとりとしていて、涼しくはないが日差しがない分心地いい。

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まだ月は真上にある。
夜が明けるのか不安になるほど輝いている。

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空が明るくなってきた。
森の向こうにある水平線から徐々に空の色が変わっていく。 濃い群青から赤紫へ。

何かに似ていると思ったが、朝顔の花に似ていると今では思う。
朝だけ開く朝顔の花は、宵から明に変わる空の色を映しているのではないかと。


 
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しずかに時間が流れる。
黒い山のようだった背後の門が淡い光を受けて浮かび上がる。

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夜も明けきらないのにすごい数の観光客が集まってきた。
日本人がかなり多かった気がする、関西弁が飛び交っている。

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森から鳥の群れが次々と飛び立つ。
まるで夜明けの合図であるように。 見える景色のすべてがドラマチック。

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12月ごろだと太陽が丁度アンコールワットの中央天辺に顔を出すそうで、
今の時期だとちょっと横に外れた森の中から上る。

静かにその時が訪れる。

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何を思ったかはよく覚えていないが、ただこの上なく幸せだった。
日本から離れ、歴史を刻んだ神聖な岩の上で、虫の声と夜露風に包まれながらこんな美しいものを見れるなんてと。

手が震え、カメラを落としそうになりながらシャッターを切り、そしてぼやんと眺めていた。
朝日に包まれた寺院内は、待っていたかのように光を反射して姿を見せ始めた。

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眠気は吹っ飛んでいた。
あるいは人間の体には、朝日を浴びると肉体的にも精神的にも覚醒されるようにできているのかもしれない。
今日は何が見れるんだろう、ただ期待が僕の中に膨らんではち切れそうだった。




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ゆっくりアンコールワットを後にする。
これで見納めなので、名残惜しく振り返ると朝もやに包まれた堀の水面がにぶく輝いていた。
観光客がいなければここは本当に静かな場所なのだろう。

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ナーガ(蛇の神)が橋の欄干に立って、見送るようにこちらを見ている。

朝焼けに浮かぶシルエットが蓮の花弁を思わせて、安らぎを感じてしまうヒトミであった。


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