木彫人日記

木彫作家人見元基のブログ。 作品紹介・制作記・ラーメン屋探訪・旅日記等々、写真いっぱいで公開。


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さよならシャドー



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12月4日の早朝、シャドーが安らかに息をひきとりました。



15歳、大往生でした。












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小学4年のとき、家族で話し合って犬を飼うことにした。





近所の犬専門店に行って僕は一匹の子犬を抱かせてもらった。



何日経ったか、家にいると両親が何かを連れて帰ってきた。





あの子犬だった。






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兄弟で話し合ってその子犬に「シャドー」と名づけた。



当時好きだった映画に出てくる老犬の名前。









1歳になるかならないか、部屋に放し飼いにしているとシャドーの姿が突然消えた。




泣き声を追って探していると、掘りごたつの穴の中に落ちて出られなくなっていた。







抱き上げると怖かったんだろうか、腕のなかで小さくなって震えていた。









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小6になると僕も食べ盛りで、体重がどんどん増えてちょっとした肥満児だった。




なにせ初めてのペット、食事の量も良くわからないまま与えていたので



後を追うようにシャドーもブクブク太って丸太棒のようになった。





よく似たやつらだと言われていた。





まるで兄弟のようだと。








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高校生の時、座敷で一人で寝ていると遠くから足音が近づいてきた。



枕元で止まったのでヤダな~と思って目を開けると、



畳の上でシャドーが申し訳なさそうな顔でオシッコをしていた。





絶叫したので多分近所迷惑だったと思う。












 
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シャドーは海や川が好きだった。




水があると頭から突っ込んでいった。






ただ泳ぎは下手なので水を飲みすぎて心配ではあった。













ほとんど人を噛んだことはない。





家に来る人は誰でも歓迎していた。





ただガス交換に来るガス屋にだけは何故か15年間吠え続けた。









やさしくておだやかな性格だった。











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つむぎが来たのは5年前。



老犬になってから老け込んできたシャドーはその影響かみるみる若返るようだった。





ただくっついて離れないつむぎをウザッたがっているのは確かだった。







それでも噛み付いたりはしなかった。








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家で眠そうにしているシャドーをたまに遠くに連れて行くと表情がパっと明るくなった。





それを見るのが好きだった。








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シャドーの顔には2度腫瘍ができた。





悪性かどうかはわからなかったが、手術後ほかに転移することはなかったようだ。





獣医さんからは奇跡だと言われていた。













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シャドーは足が弱って歩けなくなった。





寝たきりになると体が衰えていくのが早かった。








それでもたまに帰ってくる僕をしっかり覚えてくれていた。

















最後の晩。








ご飯を食べなくなったと連絡があった。






もう意識はないようだった。








受話器の向こうから、シャドーの鳴き声が聞こえていた。




寝たきりになったきり聞かないぐらいしっかりした声だった。








さよならを言っていたのかもしれない。













翌朝、最後を伝えられた。





受話器の向こうの動かなくなったシャドーに







謝った。







ごめんね   見送ってあげられなくて    さよなら言えなくて








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ありがとうシャドー








いっぱい思い出をくれたね。






みんなに幸せをくれた。






僕の弟でいてくれた。






心の支えになってくれた。











ありがとう







ありがとう









これからもずっとありがとう











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Comments

 
そうかぁシャドーとついにお別れしたんだね。。。
わたくしも読みながら涙目になってしまったわ。
でもヒトミンにそんだけ愛されていたシャドー。きっと幸せだったことでしょう。
だからかわからないけど、ほんと優しそうなお顔をしているわんちゃんだよね。

 
ユッキさん コメントありがとうございます。

ここに貼ってあるのは10歳くらいからなんで、穏やかな顔してますが
若い頃はそれはもうデカくてゴツくてライオンのようで・・・
父に至っては肋骨をイカれたこともあるぐらいやんちゃな面もあったんですが。

いなくなってから色々後悔してしまうこともあるんですね。
もっと遊んであげればよかったとか一緒にいたかったとか。
ユッキさんも辛い経験がありましたよね。

もしシャドーが幸せな生涯だったと思ってくれているなら

僕は少しも寂びしくありません。     そうであってほしい。
わかれ 
シャドーくん、安らかに眠ってください。

いきものを家族に迎える以上は必ず来る別れなんですね。
うちにも今年4歳になる猫がいます。
昔はあほちんだったのに、少しずつ知恵がついて脱走上手になって。
時間の経過を思います。
まだ4歳。でも、4年間はあっという間だったんです。
私はこんな性格なので、ふと「いつか来る日」を思っては背筋が寒くなります。

めいっぱい愛そう。
健康のためにちょっとやせさせよう。
運動不足みたいだから、いっぱい遊んでやろう。

ヒトミさんのシャドーへの思いを垣間見て、そう思いました。
家族だもの。

きっと、シャドーくんは幸せだったと思いますよ。
写真から愛されてたことが伝わりますもん。

こんな文章で締めくくるのも何ですが、
今年も充実した一年を送りましょう。
がんばってください。がんばります。
シャドーくんもきっと見守っているんじゃないでしょうか。
(亡くなった祖父が、時折守ってくれてるような気がするもので。そういうのなんとなく信じてます。)
それでは。
 
teyさん コメントありがとうございます。

あれからもう一ヶ月になります。

シャドーとの15年という時間は、数字以上のものを自分と家族のなかに残してきたとあらためて実感できました。
今の自分があるのは、この時間があったからこそだと。
だからもうくよくよするのも後悔するのもやめました。

愛情をもって共に生きていけば、思い出と一緒に大事なものを僕らにあたえてくれる。
最後の一瞬までが大切な大切な時間。
猫ちゃん、これからも精一杯かわいがってあげて下さいね。

そうですね、きっとこんな頼りない兄貴分を見守ってくれているはず。
シャドーに背中を押されるように生きていくというのも悪くないかも。
今年もがんばります。    がんばりましょう!

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